社員にこんな症状の方いませんか?
疲れやすかったり、
眠りの質が悪かったり、
集中力が続かない、
エネルギー不足を感じる。
これといって病気ではないけれど、
なんだか、身体の不調を感じる。。
これらは
『不定愁訴(ふていしゅうそ)』
といって、
体調の不調を、身体は感じている状態です。
体からの『危険サイン』。
それらをほかっておくと、いつかは身体や心は壊れてしまいます。
『健康経営』とは?
「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。
企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。
なお、健康経営は、日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つです。
このような健康サイクルを作るために、企業が投資をして従業員の健康を管理するのが健康管理の基本となります。
「従業員の健康は個人の問題」であり、係る支出を「コスト」だと思っていませんか?
現在、「従業員の健康増進に企業全体で取り組む」ことを経営理念とし、係る支出を将来の収益性向上等に向けた前向きな「投資」と捉え実践する「健康経営」という経営手法が注目されています。
これに対して従業員の健康悪化が生産性の低下・離職率の増加につながり、結果的に企業の収益性の低下・健康促進に投資できない負のスパイラルを生む状態を「不健康経営」とも言えます。
健康日本21フォーラムが発表した「疾患・症状が仕事の生産性などに与える影響に関する調査」によれば、健康な状態での業務遂行能力を100としたとき、メンタル面で不調があると業務遂行能力は約半分に低下、肉体の不調があると約7割に低下してしまいます。
心とからだがともに健康な状態で仕事に取り組むことで、ハイパフォーマンスを発揮できます。しかし何らかの不調を抱えていると、「集中力が低下してミスをしやすくなる」「作業のスピートが低下する」など、生産力の低下につながります。
従業員の健康に問題がある場合、突然の入院や退職などにより変わりの人材確保をしなくてはならず、費用がかかります。
また、健康に不安を抱えた状態では仕事に集中できず、事故やミスを起こしてしまうかもしれません。場合によっては会社にとって大きなダメージとなるような問題になりかねません。
従業員の健康を管理するのは、リスクマネジメントの一環でもあり、企業を守ることにもつながります。
従業員が健康を害し、病院で診察を受けた際に使う健康保険は企業が負担しなくてはいけません。健康な従業員が多い会社は、この負担が少なく済みます。
健康保険にかかる費用の増加を防ぐためには、従業員の健康に対する意識の向上だけでなく、企業も積極的に健康維持に力を入れた方が効果的だと言えます。
健康経営を行うと「従業員を大事にする会社」という良いイメージがつきます。
経済産業省では、「健康経営優良法人制度」を作り、優良な健康経営を実践している企業や法人を顕彰しています。
健康経営を行う企業が見えるようにすることで、求職者からの印象も良くなります。
また、従業員にも会社の姿勢が分かりやすく安心して勤務できます。
また、金融機関や関連企業からの信頼や評価も上がり、社会的な地位も向上します。