食後睡魔におそわれる社員

食後に強い眠気を感じている社員はいませんか? 実はそれ、老化や病気を招く一因となる「血糖値スパイク」の影響かもしれません。
普段の血糖値は正常でも、食後に血糖値が異常に高くなる症状を食後高血糖といいます。急激に上がりすぎた血糖値は、反動で急降下します。尖った針のように急上昇と急下降を繰り返すので、近年では「血糖値スパイク」という言葉で話題になっています。
一般的な健康診断では見逃されやすく、放置しておくと糖尿病になりやすくなるため、隠れ糖尿病予備軍とも呼ばれます。

運転中睡魔におそわれる社員

運転中などにおいて、強い眠気におそわれる方もいると思います。どんなに頑張っても、目が閉じてしまう。運転中であれば、大きな事故を引き起こす原因ともなり、大変危険です。
寝不足や疲労などの原因の他に、これも食後の急な血糖値の変化が原因かもしれません。
この眠気は、生活習慣を変えることだけではなく、「食」から変えていくこともできるのです。

めまい、イライラすることがある社員

食後に強い眠気や倦怠感を感じたり、イライラしやすくなったりする人は「血糖値スパイク」による低血糖が原因かもしれないので要注意。

血糖値が高いとどうなってしまうのか?

食事の後など、食べ物の摂取後は、血糖値が上がります。すると、インスリンというホルモンが膵臓から分泌され、血糖値を下げるような仕組みになっています。このときインスリンの分泌が足りなかったり、あるいはしっかり機能しないと血糖値は高くなったまま!ということになってしまいます。
血糖値が常に高い状態にあると、血液が濃くなり、脱水状態になるばかりでなく、糖尿病や心筋梗塞・肝硬変といった病気にかかりやすくなるというリスクが生じます。特に糖尿病は一度かかると完治が難しく、さらに高血糖が長期にわたり持続することで、いくつもの合併症を引き起こします。なかでもよくみられるものに、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病性神経障害があり、これらは糖尿病の三大合併症と呼ばれており、いずれも重大な障害をもたらします。

▼恐ろしい糖尿病の三大合併症

血糖値は食後に高くなり、空腹時に低下するのが普通です。しかし、糖尿病になってしまうと、空腹時、食後とも高い状態が続きます。また、空腹時血糖値が正常、あるいは境界領域内であったとしても、食後の血糖値のみが糖尿病患者さんと同程度(200mg/dL以上)に上昇することがあります。この状態が「食後高血糖」です。食後高血糖の状態を放置しておくと、やがて空腹時血糖値も高くなり、糖尿病へと進展してしまいます。

高血糖を防ぐ第一として食事を見直しましょう。食べ過ぎが良くないのは言うまでもありませんが、食べるもの、量、食べ方によって血糖値の上がり方は変わります。
3大栄養素の「糖質」「たんぱく質」「脂質」のうち、食後の血糖値を上げやすいのは糖質です。
また、体に吸収されやすい「白い糖質」(白米、白パン、うどん)よりも「茶色の糖質」(雑穀ごはん、玄米、全粒粉のパン、そば)のほうが、食物繊維が多く体にゆっくり吸収されるのでおすすめです。

脂質にも注意が必要です。糖尿病の発症リスクを高める飽和脂肪酸や心臓病のリスクを高めるトランス脂肪酸を減らし、インスリンの働きを良くし、血液をサラサラにする不飽和脂肪酸を増やしましょう。

ゆっくりよくかんで食べる

ゆっくりよくかんで食べることで食べ過ぎを防ぎ、インスリンの適切な分泌を促すホルモンが増えると言われています。

ゆっくりよくかんで食べる

野菜や海藻に多く含まれる食物繊維の作用によって、後から食べる糖質の吸収がゆっくりになります。

ご飯には、納豆やチーズ、乳製品など高タンパク食材のおかずや、酢の物などの消化吸収を遅らせる働きのあるおかずの組み合わせで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。

欠食すると、次の食事で血糖値が上がりやすくなります。また、体が飢餓状態になり返って脂肪が付きやすくなってしまいます。夜遅く食べて、すぐ寝てしまうと血糖値はなかなか下がらず、肥満の原因にもなります。

スナップショット

主要なグルコース関連情報とインスリン投与データ、炭水化物摂取データ、センサー使用頻度などが、1画面で把握できます。

日内パターン

選択した期間内におけるAGPが表示され、グルコース値の変動や低グルコース、高グルコースの様子がわかります。また、メモ機能で記録したインスリン投与データや食事(炭水化物)摂取データも表示されるので、グルコース値との関連が簡単に把握できます。

グルコース変動パターン

AGPに加え、グルコース管理状況が3色の信号で表示され、血糖コントロール状況の評価をサポートします。

食事時間パターン

各食事時間前後のグルコース値の推移と変動を表示します。各食事時間における、インスリン投与や食事(炭水化物)摂取と、グルコースの変動の関連を確認できます。

月別サマリー

各月ごとのカレンダー形式で、平均グルコース値、低グルコースの回数、センサー測定回数が表示されます。

週別サマリー

日別にグルコースの変動とインスリン投与データ、食事(炭水化物)摂取データが表示され、生活パターンとの関連性を確認できます。

日別記録

1日にわたるグルコースデータ、インスリン投与データ、食事(炭水化物)摂取データが表示されます。血糖測定電極での測定結果は、日別記録のレポートでのみ表示されます。

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